1. 日本で
女王様チョビちゃんのご子息である
我らがアトムちゃんは
ジョバちゃんの謁見を許可されました
ジョバちゃん
「え、謁見やって?!」
と切れそう
女王様チョビちゃんのご子息である
我らがアトムちゃんは
ジョバちゃんの謁見を許可されました
ジョバちゃん
「え、謁見やって?!」
と切れそう
2. ある晩…
アトムちゃん
「こんばんは、シニョーレ
もしよろしければ、お休みになる前に
ボクちゃんを撫でませんか?
嗜みの一つとして」
ジョバちゃん、こんな提案にドビックリ
「た、嗜み?撫でるのを?」
とつぶやきつつ
「い、いや。ボク眠いから」
と断る
アトムちゃん
「こんばんは、シニョーレ
もしよろしければ、お休みになる前に
ボクちゃんを撫でませんか?
嗜みの一つとして」
ジョバちゃん、こんな提案にドビックリ
「た、嗜み?撫でるのを?」
とつぶやきつつ
「い、いや。ボク眠いから」
と断る
3. アトムちゃん
「おや、これは失礼しました、シニョーレ
どうか、お気を悪くなさいませんように」
ジョバちゃん、無言
「おや、これは失礼しました、シニョーレ
どうか、お気を悪くなさいませんように」
ジョバちゃん、無言
4. アトムちゃん
「しかし、シニョーレ…」
「しかし、シニョーレ…」
5. 今宵のアトムちゃん、饒舌です
「シニョーレ、お気にとめられてはいかがでしょうか
二つも手をお持ちなのですよ
その手でボクちゃんを撫でるのも
良いのではございませんか?」
ジョバちゃん、手を見つめて
「二つの…手」
「シニョーレ、お気にとめられてはいかがでしょうか
二つも手をお持ちなのですよ
その手でボクちゃんを撫でるのも
良いのではございませんか?」
ジョバちゃん、手を見つめて
「二つの…手」
6. ジョバちゃん
「僕、もう手洗ってん
毛がつくのもなんやし。
もう寝るわね」
といいつつ
「何で僕、後ろめたいん?」と疑問もわく
アトムちゃん
「おや、これは意外なお答えでしたよぅ」
「僕、もう手洗ってん
毛がつくのもなんやし。
もう寝るわね」
といいつつ
「何で僕、後ろめたいん?」と疑問もわく
アトムちゃん
「おや、これは意外なお答えでしたよぅ」
7. ジョバちゃん
「おやすみ、アトム!」
アトムちゃん
「シニョーレ、おやすみなさいませ
良い夢を」
お、ヨウコが生えてきたぞ
「おやすみ、アトム!」
アトムちゃん
「シニョーレ、おやすみなさいませ
良い夢を」
お、ヨウコが生えてきたぞ
8. ヨウコ
「歯ぁ、磨いてへんで
ジョバちゃん」
ジョバちゃん
「?!」
「歯ぁ、磨いてへんで
ジョバちゃん」
ジョバちゃん
「?!」
9. 無言なヒト二人を見送るアトムちゃん
「おや、シニョーレ、なんという結末でしょう
お早くお休みなさいませよぅ」